ことしのお正月は家族が大好きな数の子を自分で作るぞー!
なんて意気込んでいるものの作り方を調べていたら
塩抜きに丸1日かかるとかなんとか…
さすがにそこまで時間はかけられないから時短でできる方法はないのかな?
なんてお悩みではありませんか?
ここでは数の子の塩抜きを最短で早く終わらせる方法をまとめています。
おせちの数の子のネックは塩抜きが面倒…
お正月によく食べられている数の子。
卵の数がとても多いので子孫繁栄の意味で縁起が良く、おせち料理にも入っていることが多い人気の品ですね。
お値段はそれなりにするので、我が家では普通の日にはなかなか食卓に出せないものですが、お正月や、ごく稀に知人や親せきから贈り物として届いたときにはテンションがあがります。
ただこの数の子、出してすぐには食べられず、長期間の保存目的で塩漬けされた場合がほとんどなので、塩抜きがひと手間ですよね。
これがまた難しく、仕事をしている平日はまず無理なので休日に・・・となっても、いざ休日になるとあれこれと用事があって難しい・・・という事もよくあるかと思います。
そこで今回は、時短でできる数の子の塩抜き方法を詳しく紹介したいと思います
時間は有効活用して、本来は手間のかかる作業を楽に済ませてしまいましょう!
数の子の塩抜きを最短で出来る方法は?
「そもそも塩抜きって?」「なんの話?」という疑問もあると
思いますので、基本の塩抜き方法を確認していきますね。
◎数の子の塩抜き方法
―材料―
・塩漬けの数の子
・塩
―やり方―
1. 食塩水を作ります。
(目安は水1リットルに小さじ1程度の食塩を入れると
丁度よい塩分濃度になります)
2. 数の子約200グラムを1に浸します。
3. 5~6時間経ったら、浮いてくる数の子の薄皮を丁寧にはがします。
4. 味見をしつつ、1~2の作業を2、3回繰り返します
以上です。
鮮度を保つために、食塩水はできれば冷水にするとより美味しく仕上がりますよ。
4の「味見をしつつ」というのも重要で、うっかり塩が抜けすぎてしまうと苦みが増して美味しくなくなってしまうので注意が必要です。
ちなみに塩抜きが初めての方は、「え、なんで塩水?辛くならない?」と
思うかも知れませんが、普通の水(真水)につけてしまうと、塩漬けされて塩分濃度が高くなっている数の子との塩分濃度の差(浸透圧の差)がありすぎて、急激に塩抜きされてしまうので味にムラが出たり歯ごたえが変わったりと美味しく仕上がらないからです。
食塩水を使ってあげることでこの差を縮めて、無理なく自然に塩抜きすることで美味しくなるのですね。
ひと手間ありますがその甲斐あってあの美味しくて歯ごたえのある数の子が完成するのです。
数の子の塩抜き方法で早くできると話題のその他のやり方は?
先に紹介した通りに、1日かけてゆっくりと塩抜きすれば美味しく
仕上がるのですが、「でも時間ないなぁ」、「ずっと数の子だけを
気にしていられない!」という方も多いと思いますので、そんな
ときには「お湯」を使ってください。
具体的には40度前後のお湯を使うと早いです。
―時短塩抜きのやり方―
1. 塩分濃度は同じ食塩水(水1リットル・食塩大さじ1杯)を
お湯で作り、数の子を1時間つけたら、浮いてきた薄皮を丁寧にとります
2. 1の数の子を冷水の真水につけ、30分経ったらまた冷水を新しくします
3. 味見をしながら2を2、3回繰り返します
以上です。
この方法だと3時間前後でできあがるので、結構な時短になりますね。
味も1日かけた場合とあまり変わりはなく、美味しくできるのでおすすめですよ。
まとめ
いかがだったでしょうか。
丁寧に塩抜きをするなら冷水の食塩水、早く簡単にするならお湯の食塩水を使えば良いことが分かっていただけたと思います
また、うっかり味見を忘れたり、長くつけすぎてしまったりで塩が抜けすぎた場合は、食塩水の塩分濃度を濃くしたもの(水1リットル・塩小さじ3杯程度)に2時間ほどつけてみてください。
これだけで抜けた塩分を戻すことができます。
忙しい中に手間暇のかかる数の子の塩抜きですが、その時により使用できる時間を上手に使用して、美味しい数の子に仕上げてくださいね。