毎年12月にせっせと書くイメージの年賀状ですが、夫婦で仕事が忙しくなる我が家にとっては、本腰を入れて「よし、書くぞ!」と思わないとなかなかできない作業だったりします。
住所録から書く人をピックアップするのですが、それでも書き忘れた人や、「昨年来なかったから良いか」と、書かずにいた人から届いたりと、上手くいかなかった年も多々ありました。
特に失敗と感じたのは子供を保育園に入れた年。年末年始に夫の実家に帰省していて、家に帰ってきて保育園からの丁寧な年賀状を発見した時には「嬉しいけど・・・書いてなかった!」と青ざめた思い出があります。
結局翌日はもう登園日だったので職員室に行って直接挨拶したのですが・・・本来一番お世話になっているのにリストに入れていなかったのは後悔しました。
もし保育園や幼稚園にお世話になりだしたパパさんやママさんがいましたら、その園の雰囲気にもよりますが1枚出しておいたが無難かなと思います。
話が逸れましたがこの年賀状、具体的には何日までなら出しても良いのでしょうか?
また、かなり遅くなってしまった場合はどうしたら良いのか?など、今回は年賀状に関する疑問や心配事について、詳しく紹介したいと思います。
年賀状の返事は何日までに書けばいい?遅くなった場合はかかなくてもいい?
年賀状の期限ですが、お正月飾りを飾っておく期間(松の内)が1月7日までですのでそれに合わせるのがマナーです。
地域により、15日までが松の内だったり、「10日までなら年賀状で良い」など様々ですのでその地域に合わせておくのも無難ですが、やはり7日までと思っておくのが一番良いでしょう。
ちなみに7日までに投函するのではなく、相手方に届くのが7日という意味ですのでお間違えのないように。
でもそう考えると年始の7日間なんてあっという間に過ぎてしまいますよね。
年末年始は実家に帰省する人や挨拶回りが多い人、元旦から仕事の人など、お正月は忙しい時期でもありますので、気づいたら「もう一月の中旬だった!」という事も意外と多いのではないでしょうか。
そんな時は、年賀状はもう出せないので「寒中見舞い」を出すようにしましょう。
寒中見舞いは文字通り[寒(かん)]の時期のお見舞いです。日本の季節を表す言葉に二十四節気(春夏秋冬ではなく立春や夏至など)というものがあり、「寒」には小寒と大寒があります。
時期は、小寒が1月5日~19日まで、大寒が1月20日~2月3日までですので松の内を過ぎた1月8日~2月3日までの間に出すことができます。
年賀状の代わりにはちょうど良い時期ですよね。「寒中見舞い」は皆が必ず出すものではないので、あえてこれが届けば相手も「丁寧な人だな」と受け取ってくれるでしょう。
年賀状の返事が遅れた場合の返事の文例とは?
「7日までなら間に合いそう」と年賀状を返す方や「もう10日になっちゃったから寒中見舞いを出そう」という方も多いと思いますが、どちらにせよ相手から先に年賀状を頂いている上での返事なので、次に紹介する文例のような頂いた事へのお礼や、遅れたことの謝罪の一言を入れましょう。
・「早々に年始の挨拶をありがとうございました」
・「この度は丁寧な年賀状をいただきましてありがとうございます」
・「心のこもった挨拶に感謝いたします」
・「新年の挨拶が遅くなり申し訳ありません」
・「挨拶が遅れましたこと、大変失礼いたしました」
この一言があることで相手も「気にしていないのに」「全然構わないのに」等と思ってくれますので後々の関係もスムーズです。
逆に全くそのような一言が無く、「おめでとう!」だけだったりすると、相手も「送ったの迷惑だったかな?」等、なんだかモヤモヤとしてしまうので注意してくださいね。
私も元旦に届くように相手に送ったのに、15日過ぎに、しかも「年賀状」として届いて「今年もよろしく!」だけだった時には「忘れてたんだろうな・・・」と、なんだか貰っても嬉しい気持ちにはなれませんでした。
まとめ
本来は送った!届いた!と楽しい気持ちで書いたり読んだりする年賀状ですが、一歩間違えると逆に失礼だったり相手を悲しませることにもなってしまいます。
日付や季節を間違えないように、今一度マナーを復習しておきたいですね。
親しい人やお世話になっている人との今後の良き関係のためにも、年賀状や寒中見舞いを正しく使用して、感謝の気持ちを込めましょう。