数の子の塩抜きの保存期間と保存方法で日持ちさせるコツは? | 季節を楽しむ暮らしの知恵まとめ

数の子の塩抜きの保存期間と保存方法で日持ちさせるコツは?

本サイトにはプロモーションが含まれています

お正月と言えばおせちの定番の一つが数の子です。

数の子はニシンの卵で、その卵の数がとても多いことから、子孫繁栄や
子宝の意味で縁起のいい食材として扱われてきました。

また、二(に)・親(しん)とも読め、両親から多くの子ができるのはとてもおめでたい事だと、昔からおせち料理に使われてきた一品です。

珍しい名前ですが、ニシンは昔、「カド」と呼ばれていたそうで、カドの子→数の子と言葉が変わってきたようです。

この素敵な一品をできたら長く保存して食べたいなと思いますが、そんなことできるの?

普通はどれくらい日持ちするものなの?と疑問に思いますよね。

今回はそんな疑問をスッキリ解決させたいと思います。

スポンサーリンク

数の子の塩抜き後の保存期間はどれくらい?

そもそも数の子はスーパーなどで買ってきたものをすぐに食べられるわけではありません。

魚卵は傷みやすく、旬の時期も限られているので、普通は塩漬けにした状態で販売しており、実際に食べる時には塩抜きの作業が必要なのです。

塩漬けされたままであれば3か月ほどは持ちます。

保存目的での塩漬けですし、菌も繁殖できない環境なので当然長持ちします
よね。

では塩抜き後も同じくらいもつの?というと悲しいことにそうではなく、冷蔵保存しても1週間ほどしか持ちません。

塩抜き前後で保存期間がかなり違ってきますので、お間違えの無いようにしてください。

塩抜き後に1週間を超えてしまうと、それ以降はパサパサして味が落ちたり傷んできてしまったりと支障が出てくるので、この期間に食べきってしまいたいですね。

ですので、例えば数の子を一度に大量に貰ったり、スーパーで安かったからとまとめ買いした際には注意が必要です。

塩抜きするのは面倒な作業ですがだからと言って大量の数の子を一度に塩抜きしてしまおう!と考えると、あっという間に1週間経ってしまって全然食べきれなかった!と失敗することもあります。

繰り返しますが塩抜き前なら3か月ほどは持ちますので、多少面倒でも食べられる分だけ、その都度塩抜きするようにしてください。

数の子の塩抜き後の日持ちをよくする保存方法のコツは?

数の子の日持ちを良くするために、冷蔵保存ではなく冷凍保存すれば良いのでは?と考えがちですが、塩抜き後の数の子の保存に冷凍は適しません。

なぜなら冷凍することで魚卵の膜が壊れてしまい卵自体もバラけてしまって食感や風味が失われてしまうからです。

ちなみに常温での保存は傷むスピードがさらに早くなり、2、3日で味が変わってしまう危険があるので避けましょう。

1週間程しか持たなくても、その期間で冷蔵保存をしつつ、上手に食べきる方法が一番おすすめです。

それでももし、どうしても1週間より長く持たせたい場合は、調味液をしっかりと切ってなるべく水分量が少ない状態にしてください。

そして外気に触れないようにラップで巻くか密閉容器に入れてから冷凍庫に入れましょう。

冷凍すると冷凍臭がついたり、凍結することで解凍時に歯ごたえが弱くなるなど鮮度も落ちますが、それでも2、3週間は保存することができますよ。

まとめ

いかがだったでしょうか。

塩抜き作業から保存方法まで、数の子を食べるのにも手間がかかりますよね。

でも、なかなか普通の食卓におかずとしては出てこない高価な数の子ですから、お正月や贈り物としていただいた時などの特別なひと時には、丁寧に料理、保存して、食事を楽しみたいですよね。

数の子の量もそこまで大量でなければ家族や親戚とつまんでいるうちに案外全部食べてしまうものでもありますので、保存はなるべくなら冷凍でなく冷蔵で、楽しみながらなるべく早めに食べきるようにしてくださいね。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください