お正月のおせちように数の子の塩抜きをしたんだけど
余った分の賞味期限ってどれくらいなのかな?
あなたはこのようなお悩みをお持ちではありませんか?
塩抜き前の数の子は長持ちするいわば保存食ですが
塩抜きしてしまったあとはそこまで長く持たせられないですよね。
では、塩抜きをした数の子の賞味期限はどれくらいで
腐ったと判断できる目安はどんな感じなのかまとめています。
おせちに欠かせない数の子
お正月になると特にたくさん出回る数の子。
卵の数が多いことから「子孫繁栄」や「子宝」の意味合いで縁起が良く、おせち料理の定番となっていますね。
子供の頃はあの独特な味が苦手で、「伊達巻きと同じ色なのに全然甘くない・・・」と思ってしばらく敬遠していた時もありました。
でも大人になって食べてみるととても美味しく感じます。
大人になってから食べられるようになるという話はよく聞きますが、数の子は代表例、私にとっては大人の味です。
そんな数の子は、お店で買ってきてすぐ食べられる訳ではなく、長期保存のために塩漬けされた状態なので塩抜きする必要がありますよね。
ちなみに旬である秋に塩漬けされ、そこからお正月まで日持ちするように計算されているので海水よりも濃い塩分濃度に守られているのです。
細菌も繁殖できない環境なので通常なら3か月は日持ちするようですが、さらに真空パックで長期冷蔵保存なら、長ければ半年くらいは持つこともあるようです。
ではこの数の子、塩抜きして食べられる状態にした場合も日持ちするのでしょうか?
もし腐ったときには分かりやすい判断基準はあるのか?
など、気になるところを詳しく紹介していきたいと思います。
数の子の賞味期限で塩抜き後の場合は何日くらい?
塩抜きしたあとには当然、細菌の繁殖を防いでいた塩分濃度が
薄まるので塩抜き前ほどは持ちません。
具体的には冷蔵保存した場合で1週間程度、うっかり常温に出しっぱなしにした場合は2、3日でダメになってしまいます。
ちなみに風味が落ちるという理由で冷凍保存はおすすめしないのですが、どうしてももう少し持つようにしたい場合は冷凍もできないことはありません。
その場合は調味液を切って水分量をなるべく少なくし、さらに外気に触れないように小分けにしてラップにくるむか真空パックや密閉容器を利用してから冷凍庫へ入れてください。
この方法でもまず凍結することで魚卵の膜が割れてしまうので、解凍時にバラバラになったり、コリコリという独特の触感が弱くなったりと風味は落ちますが2、3週間は日持ちさせることができます。
賞味期限とは味を保証する期間なので、そういった意味では賞味期限として紹介して良いものか悩みますが・・・風味は落ちるけど食べられるという意味なので消費期限と言ったほうが適当かも知れませんね。
数の子は腐るとどうなるのか破棄する判断基準とは?
賞味期限は先ほど紹介した通りですが、もし傷んだものを食べてお腹を壊したら・・・と考えると心配になりますよね。
ですので基本的には塩抜き後、冷蔵庫で1週間までと覚えておいて、それを
超えた場合は処分してしまうのが一番安心です。
でも多少過ぎた辺りで「まだ大丈夫そう?」といった場合には、あくまでも自己責任ですが状態を観察してみるのも良いと思います。
分かりやすいのは臭いを嗅ぐこと。
生臭かったり、お酢のような酸っぱいにおいがしたら傷み臭なのでやめておきましょう。
数の子は本来ほぼ無臭のはずなので、分かりやすい判断基準かと思います。
そして端の方を少し折ってみたときに糸をひくのも傷んでいる証拠です。
うっかり食べないように注意してくださいね。
ちなみに見た目で数の子の粒が濁っている傷みの証拠らしいのですが、実際私の実家で傷んだ数の子を目にした時には何も気づかなかったので、(その時は嫌な臭いで気づきました)はっきりと分かるのはやはり臭いかなと思いました。
まとめ
いかがだったでしょうか。数の子は塩抜き後1週間程度しか持ちませんが、塩抜き前なら長期間持つことが分かっていただけたかと思います。
ですので、つい大量に買ってしまった・・・といった場合には、全部塩を抜いてしまうのではなく、必要な分だけ少しずつ塩抜きしながら食べてくださいね。
せっかくの高級品である数の子ですから、上手に処理をしてたくさん食べたいですね!