黒豆はその真っ黒な見た目から、「黒」=厄除けの意味が込められています。
また、まめに生きてまめに暮らせますようにという長寿や健康の意味もある、縁起物なのです。
おせち料理には必ず入っている、定番の料理ですね。
でもこの黒豆は調理が結構むずかしいことで有名です。
しわしわになってしまったり硬くなってしまったりとトラブルも良く聞きますよね。
ここでは、しわになってしまった黒豆を綺麗にする方法についてまとめています。
黒豆にできたしわって復活できる?
黒豆にできるしわの原因は空気に触れることと急な温度変化によるものです。
しわしわで硬くなってしまった黒豆は美味しくないので
まずはしわのできにくい方法で調理してみましょう。
基本の黒豆レシピ
<材料>
・黒豆:300g前後
・砂糖:1.5カップ~2カップ(調節可)
・醤油:少々
<作り方>
1. 黒豆をよく洗い、豆の4倍くらいの量の水に浸らせ、そのまま半日ほど置きます
2. 鍋に1を水ごと移して落し蓋をし、その上から鍋の蓋をして、弱火で5、6時間煮ます。何度かあくをとって鍋の底から黒豆を混ぜ、水が減ってきたらお湯を追加してください。
3. 別の鍋に水2カップと砂糖2/1カップ入れ沸騰させます
4. 2の黒豆を3に移して落し蓋をして煮ます。5分程煮て火を止めて粗熱をとります。
5. 別の鍋に水2カップと砂糖1カップを入れて沸騰させます。
6. 4の黒豆を5に移して落し蓋をし、再び煮ます。5分程煮たらいったん火を止め、味や硬さを調べてください。硬ければもう少し煮て、味が物足りなければ醤油を少々入れます。
7. 6が丁度よい味・硬さになったら火を止めて粗熱をとり、今度は冷蔵庫で1日ほど置きます
以上です。
中々手間暇かかる黒豆ですが、「空気に触れさせない」
ということで煮る時や置く時には落し蓋をするのが重要です。
もし落し蓋がないという方はキッチンペーパーで代用が可能ですが、
その都度交換しなければならないので、20枚はあると安心ですよ。
また、急激な温度変化も避けたいので、
水を足す時はお湯を使い、
煮直す際には温度差があまり生じないように注意が必要です。
そして砂糖はいきなりすべて加えて煮てしまうと
浸透圧の関係でしわになりやすいので、
面倒でも数回に分けて煮るようにしましょう。
最近では1回煮て仕上げる簡単なレシピや、
圧力鍋を使用する方法もありますので、
この作り方にはこだわらず、自分にあったやり方を見つけてくださいね。
黒豆のシワを戻す方法とは?
先ほどのレシピでの注意点を守っていただければ、
レシピの違うものでも有効ですのでしわになりにくくなるのですが、
もししわになってしまった場合は、
硬くなってしまった時と同じく煮直すことで復活するかも知れません。
煮汁が充分ある場合はそのまま、
少なければお水を足してから再び火にかけ、1、2時間煮ていきます。
この際も落し蓋をして、黒豆が空気に触れないようにしてくださいね。
まとめ
黒豆は作るのに時間がかかるので、
最近では既製品を食べる方も多いようです。
でも良い黒豆が売り出されたり、頂き物として
手に入ることもあるので、その場合は自分で上手に調理したいですよね。
黒豆を空気に触れさせないことや、
いきなりお湯→水のように温度変化をさせないで
丁寧に煮る事で見た目のふっくらした黒豆に仕上がります。
黒々しい見た目にするのには錆鉄をいれることもあるようですが、
はちみつを加える方もいるようです。
ちなみに、もし圧力鍋を持っている場合は、
そちらで仕上げた方が簡単かもしれません。
密閉させる圧力鍋ならそもそも空気に触れる心配もないですし、
普通のお鍋で煮るより短時間で完成しますよ。
家庭にある調理器具を上手に使って、美味しい黒豆を作ってくださいね!