寒さに強く初心者でも育てやすい紫陽花は、ガーデニングが
初めてという方にも栽培しやすい花木の1つです。
鉢植えでも栽培が可能ですが、元気の良い植物なのでシーズンが
終わったら翌年も花が咲くようにするために植え替えする必要が出てきます。
ここで「植え替えっていつやるの?」「どうやるの?」と、疑問に思うと思いますので、
今回は植え替える時期や地植えにする際の方法について詳しく紹介していきます!
紫陽花って鉢植えで育てられるの?
「紫陽花が咲いている場所ってどこかな?」と考えると、
室内というよりはまず公園や道端を思い浮かべませんか?
紫陽花には様々な品種があるのですが、私たちが
日ごろから見慣れている紫陽花は額紫陽花(ガクアジサイ)
と呼ばれるもので、ホームセンター等でも購入することが
できるポピュラーな品種です。
この品種は寒さに強くサイズも大きくなるので
地植えが最も適しており、逆に鉢植えには少し不向きです。
心配なく紫陽花を鉢植えで
育てたい場合は品種を考え、サイズの小さいものや
直射日光を好まないものを選ぶようにすると栽培しやすいですよ!
紫陽花の鉢植えの植え替え時期はいつ頃がベスト?
紫陽花を鉢植えで育てている場合、花が咲き終わる
7月下旬~9月中旬ごろに植え替えるのがよいでしょう。
その前段階として、翌年咲きそうな花芽の茎を残して
今年咲き終わった花の茎を切って剪定しておくと、
植え替え作業が楽になります。
ちなみに、開花の真っ最中には植え替えしない方が無難です。
これは「花が咲いたけど、鉢がちょっと小さいみたいだから
変えてあげるか」と思った場合も同様です。
開花中の植物は多くの水分や栄養分を吸収し、花を咲かせることに
全神経を集中させているといっても過言ではありません。
まして他の花木より大きな花を咲かせる紫陽花は、
花を咲かせることにより多くの力を使って日々頑張っています。
そんな時に植え替え作業をしてしまうと、環境の変化に耐えられず、
一気に枯れたり根っこが育たないといった事態になりかねませんので
注意が必要です。
紫陽花の鉢植えを地植えする時の深さや間隔は?
鉢植えの紫陽花を地植えにする場合、花の咲き終わる
7月下旬から10月下旬くらいの間に作業するようにしましょう。
まず、地植えする場所に鉢がすっぽり入るくらいの植穴を掘り、
鉢から紫陽花を移します。
紫陽花は多肥にしなくても
育つのでそのまま不足分の土をかけるだけでも構いませんが、
心配な場合は腐葉土や肥料を少し混ぜるのも良い方法です。
ちなみに紫陽花と言えば花の色も楽しみの一つですが、
ピンク系が良いならアルカリ性の土、青系が好みなら
酸性の土が必要になりますので、ホームセンターで
調達してください。
地植えにしたらまず水をたっぷりかけて、
水が土に吸収されたら踏み固めて安定させます。
水やりは鉢植えの時と変わらず毎日続けます。
ただし開花前や開花中の紫陽花には土よりも花や葉っぱに水をかける感じの
水やりですが、植え替え後は土に水やりする感じで構いません。
紫陽花を地植えした後の肥料などのお手入れ方法は?
植え替え後から翌年2、3月ごろの肥料は緩行性の
肥料を与えます。
緩行性の肥料は栄養成分がゆっくり
溶け出すので、
寒い冬の間にも土壌に栄養が浸透し続けて
紫陽花を保護し、
春から紫陽花の花芽が少しずつ育つ際にも
元気に安定して成長することができますよ。
まとめ
公園や道端に咲く紫陽花は堂々としていて自然の中で
育っている感じがしますが、自
宅でも植え替えを丁寧に行うことで、
毎年立派なお花を咲かせることが可能です。
多肥の必要のない強い紫陽花ですが、時には肥料の力も
上手に借りて長く大切に育ててみてくださいね。