たけのこの旬は主に春先ですよね(品種にもよりますが)。
この時期は買う機会はもちろん、ご近所や親戚から
丸ごと新鮮なたけのこをいただくこともよくあると思います。
いただければより嬉しいのですが、大きいサイズのものだと
あく抜きするにも鍋がなくて困ることがありますよね。
「ついでに鍋も貸してくれないかなぁ・・・」と
思ったりもしますが、それはそれで気を使います。
そもそも、たけのこのあく抜きって切ってからでも良いのでしょうか?
たけのこのあく抜きは切ってからでもいいのか?メリットやデメリットは?
たけのこが大きすぎるなどお鍋に入らない場合は、
適当な大きさにカットしてから茹でてOKです。
この方がむしろ茹で時間を短縮できるので、
あえて切ってからあく抜きするという方も結構いますよ。
ただし、あく抜きに米ぬかを使用してしまうと
カットしてむき出しになったたけのこの隙間に
入ってしまい、洗うのがかなり大変です。
ですので、カットしてからあく抜きする場合には
重曹を使う方法をおすすめします。
たけのこのあく抜きで筍が大きくて鍋に入らない場合の茹で方は?
たけのこが大きい場合はざっくり2、3等分にするか
適当な大きさに細かくカットしてOKです。
先ほど紹介したように米ぬかを使うと後が大変なので、
次に紹介する「重曹を使用したアク抜き」を試してみてください。
カットしたたけのこのあく抜き方法
【材料】
・たけのこ(適度にカットしたもの)
・水1?
・重曹 小さじ1
【やり方】
1. たけのこを適当な大きさにカットします
2. お鍋に水と重曹を入れて火にかけます
3. 沸騰したらたけのこを入れて弱火にします
4. 30分~1時間茹でたら完成です
たけのこの量により、水と重曹の量は変わってきますが、
水1?:重曹小さじ1の比率で覚えておきましょう。
重曹が多すぎると臭いが残る心配がありますし、
少ないと充分にあく抜きできません。
ちなみに重曹を使用する以外にも米のとぎ汁で茹でる方法でも、
米ぬかのように後処理が大変なことにはならないのでおすすめです。
たけのこのあく抜きで苦味が残ったときはどうしてる?
アク抜きしたのに「あれ、なんか苦い」「喉がピリピリする」
なんてこともありますよね。
あく抜きが充分にできていないと
このようになりますが、たけのこ自体が元々苦いものだった
可能性も考えられます。
そんな時には捨てるのは勿
体なさすぎるので、以下の対処法を試してみてください。
・簡単なあく抜きを試してみる
苦みが残ってしまったたけのこを、たっぷりの水に浸します。
タッパーやボールに入れて、一日2、3回水を交換しましょう。
この方法は簡単ですがコーヒー豆の加工でも使われる方法で、
苦みは水に溶けやすい特徴から効果ありと言われています。
または大根のおろし汁を使用しても、同様の効果が得られます。
・あく抜き自体をやり直す
米ぬか、重曹、米のとぎ汁など、1度目と同じ方法でも
異なってもOKなのでとにかくやり直すことです。
この方法なら、たけのこが元々苦かったという場合でも
ある程度は苦みがとれます。
ただし2回のあく抜きは
たけのこにダメージがあるのも確かで、
旨味も出て行ってしまい、本来の良さがなくなってしまうことも多いです。
料理を工夫する
たけのこの独特の苦みやエグミは濃い味の料理に
リメイクするのも良い手です。
チンジャオロースや
タイ料理などに使用すれば歯ごたえはそのままに、
あとは料理の味と調和してくれますよ。
また、油と交わること良い意味で独特の味になったりします。
ある程度アクが残ってしまったら
天ぷらにするか、バター炒めにしてたっぷり油を
吸わせてあげることで、無駄なく美味しく食べられますよ
たけのこのあく抜きはいつまで?皮つきのままの日持ちと保存方法は?
まとめ
大きいたけのこをもらった場合、大きいほどに
アク抜きの処理が大変なのもたけのこの特徴です。
でも、そんな場合は今回紹介したように切ってから
あく抜きするのも全く問題ありませんので、
使いやすい大きさにカットしてから処理してみましょう。
カットした場合は
たけのこの内側のヒダにものが挟まりやすいので、
重曹で処理するか、または米ぬかを使ったら最後に
良く洗うことを忘れずに作業しましょう。