旬の時期になると、たけのこを貰う機会や買う機会が増えると思います。
でもこのたけのこ、いただいてすぐに
食べられる訳ではなく、あく抜き作業がありますよね。
きちんとしたつもりでも出来ていなくて「エグミが
残ってる!」「喉がピリピリする!」といったことは割とよくあります。
そんな時はもう一度あく抜きをしても
良いのでしょうか?他にも良い方法はあるのでしょうか?
たけのこのあく抜きは2回してもいいの?
あくが残ってしまった場合はあく抜きをやり直してもOKです。
主にあく抜きに使用する重曹や米ぬか、大根おろしなど
好みの物を使用して行います。
1回目と同じものでも
違うものでも構わないので再度あく抜きしてみましょう。
繰り返すことによってほぼ確実にアク抜きし直すことが可能ですよ。
ただし通常の2倍の作業をしているので
効果は強力な反面、アクと一緒に風味や旨味成分も
少なくなってしまいがちです。
歯ごたえのあるタケノコというよりは市販のたけのこの水煮のような
状態になりやすいので、茹で時間を少し短めにして切り上げてくださいね。
水煮のようになっても
エグミをなくすのが優先!という方は1回目と
同じくらいの時間、しっかりと茹でましょう。
たけのこのあく抜きができていないときのやり直し方法は?
最初に言っておきますと、あく抜きを2回繰り返す方法が
最も強力で効果があります。
でも、「もう一回は面倒」
「風味まで落ちるのは嫌だな」という方は、以下の
方法を試してみてください。
こちらだと簡単な反面、
エグミが完全になくなる保証はないのですが、
「適度にアクがなくなって風味が維持された方が良い!」
とお考えならこちらの方がおすすめです。
水にさらす
インターネットで調べるとすぐに出てくる最も有名で
簡単な方法です。
水を張ったボールやタッパーに
たけのこを入れて丸一日漬けておくだけ。
アクの成分は水に溶けるという特徴から、2、3回は
水の交換をするとより効果的です。
大根おろしを使う
大根おろしの汁と水を1:1で混ぜ、塩小さじ2を加えたものに
たけのこを浸します。
漁にもよりますが大体2、3時間漬ければ
アクが抜けてきますよ。
レンジでチン!
深めの耐熱皿やボールに水300mlと、小麦粉・米を大さじ2ずつ
入れて混ぜ、そこにたけのこをINします。
600wのレンジで10分ほどチンしたら出来上がりです。
あく抜きはこれのみという人もいるくらい、簡単な割に有効な方法です。
たけのこのあく抜きで失敗しない方法とポイントは?
いわゆる「あく」というのは、「シュウ酸」(水に溶けやすい)と
「ホモゲンチジン酸」(アルカリ性に溶けやすい)という
2つの成分のことです。
ですので、重曹や米ぬかでアルカリ性に
したお水で茹でれば効果絶大という訳です。
ですが実は「あく」は、グツグツ煮ている時ではなくて
火を止めてからしばらく置きっぱなしにしておく過程で
ゆっくりと溶け出して抜けていくものなのです。
ですので、火を止めてすぐに料理に使おうとすると、
まだエグミが残ったままのたけのこを使うことになり、
「あれ、さっきちゃんとあく抜きしたのに!?」という事態になりがちです。
なので、火を止めたらお湯が冷めるまでは
お湯につけっぱなしにするのをお忘れなく。
また、それ以外にも
もともとエグミが強いタイプのたけのこだったという
可能性もありますので、
あく抜きのやり直しをしてもやはり
エグミが残っている場合には、エグミを感じさせない
油を多く使う料理(天ぷらや唐揚げ)にリメイクしたり、
味の濃い料理(チンジャオロースやグリーンカレーなど)に
使用したりすると無駄なく食べることができますよ!
たけのこのあく抜きはいつまで?皮つきのままの日持ちと保存方法は?
まとめ
旬のたけのこは市販の水煮などと比べると味や歯ごたえが
全然違うので、やはり自分でたけのこをあく抜きして
料理した方が格段にたけのこの美味しさを味わうことができますよね。
あく抜きは1回では「失敗した・・・」
ということもよくありますので、慌てずにあく抜きを
やり直すか、今回紹介したような簡単なやり直し方法を
試してみてくださいね!