冬の時期に辛い病気として「インフルエンザ」が挙げられますね。
この「インフルエンザ」は、
インフルエンザウイルスによるウイルス感染症で
高熱、倦怠感、咳、鼻水、嘔吐、腹痛などの症状が出現します。
非常に感染力が強く、
流行期には学級閉鎖になったりすることもありますね。
子供がインフルエンザに罹患した場合、
保育園、幼稚園に通う幼児は、発症後5日以上経過し、
かつ、解熱後3日間は登園ができない(小学生以上の児童は2日)と
「学校保健法」でも規定されています。
大人でも、(職場により様々ですが)学校保健法に準じた
出勤停止規定を採用している職場が多いようです。
できれば、罹患したくない恐ろしい病気ですね…。
特に、子供は注意が必要で、インフルエンザを基礎とし
「肺炎」や「脳症」を引き起こしやすいようですので早期の治療が必須です。
インフルエンザの治療は、「薬」の服用が第一選択になります。
「タミフル」、「リレンザ」、最近では「ゾフルーザ」という薬が代表的に採用されています。
私も服用したことがあるのですが…とにかく「まずい」「苦い」です。
「良薬口に苦し」ということわざもありますが、
特に子供には酷な味に感じます。
子供が、嫌がって飲んでくれない、という方も多いのではないでしょうか?
また、病気の症状で嘔吐があったりしても
なかなか体内に薬をとどめておくのは困難ですね。
私も子がいる身。
薬の服用に関して気になったことを調べてみたので報告させて頂きます。
インフルエンザの子どもの症状に嘔吐が多い理由は?
嘔吐や下痢などの消化器症状の原因は様々理由がありますが、
インフルエンザに嘔吐症状がある理由として、ウイルスを身体の外に出そうとする
防御反応であると考えられます。
特に、子供では、この防御反応が顕著化する為、子供に嘔吐が多いと考えられます。
インフルエンザが原因の吐き気や嘔吐では、ドラッグストアで買えるような吐き気止めは効果があまり期待できないようです。
嘔吐が頻回に認められた場合は、脱水に注意しましょう。
市販のスポーツ飲料は、適度の電解質なども含まれているので脱水に適しているといえます。
飲み物をまったく受け付けないような激しい嘔吐や下痢などでは、点滴で身体に
水分を与える必要があります。
早急に病院を受診し、適切な治療を受けましょう。
インフルエンザで嘔吐して薬が飲めない場合どうすればいい?
激しく嘔吐があったり、嘔気の強い罹患者では、薬を飲みこむことが困難な場合もあるかと
思います。
また、赤ちゃんなど小さな子供では、機嫌が悪くて飲んでくれなかったりする場合もあるでしょう。
大人や物心ついて理解のできる人は、病院で点滴を行い、抗インフルエンザ薬を
体内の取り込むことができます。
しかし、赤ちゃんや小さな子供に点滴して…というのははばかられる方も多いかと思います。
私には、子供が二人(3歳長女、0歳10カ月長男)いるのですが、点滴はまず無理です。
この間の予防接種でさえ…暴れて大変でした(汗)。
どうしようもない場合は、鎮静の注射をして臨まなければならないかと思いますが、
極力、経口摂取させたい所ですね。
嘔吐が激しく、飲んでも吐いてしまう場合は、病院に相談した方がいいでしょう。
吐き気止めの注射などが必要かもしれません。
機嫌が悪くて…、お薬嫌いで…と言った場合は、頑張って薬を飲ませるようにしましょう。
以下に、薬を飲ませるコツを紹介します。
・薬を舌に乗せないようにして味を感じさせない
→最近、服薬補助ゼリーなるものが売られていますので、薬を混ぜて使用してみては?
水で粉薬を溶いても、舌に薬が残るのを軽減できます。
・甘い食品や好きな食品に混ぜてみる
→チョコやアイスに混ぜて…考えた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
混ぜるものや温度の影響で薬が変質する恐れもありますので、医師や薬剤師に
薬を混ぜてもよいか、必ず確認してください。
アレルギーのあるものや初めて食べる食品には混ぜない様注意しましょう。
インフルエンザで子供が薬を吐く場合、また飲ませてもいいの?
嘔吐症状がある場合、せっかく薬を飲ませても、すぐに吐いてしまうことも考えられます。
「一回飲み込んだから、ある程度お薬は吸収されているのでは?」とか、逆に
「すぐ吐いてしまったからもう一回飲ませよう」など悩んだりする場合もあるかと思います。
薬には副作用がつきものです。副作用が発現しない場合もありますが、
過度に摂取すると副作用が強く起こる可能性もあります。
薬を処方してもらった医師、薬剤師に確認することが第一選択でしょう。
しかし、一般的には、
・薬を飲んですぐ吐いた場合
→飲み込む前、飲み込んだ直後に吐いた場合はもう一度飲ませても良いとされます。
ただし、すぐお薬を飲ませても吐いてしまっては意味がありません。
少し、時間をおいて体調を観察してから飲ませてみましょう。
・薬を飲ませてしばらく経って吐いた場合
→しばらく時間が経っている場合は、次に飲ませるタイミングまで待って大丈夫でしょう。
上述したように、医師薬剤師の判断を仰ぐのがベストです。
受診が難しい場合は参考にしてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
見て頂いている皆さまの悩みが少しでも軽減されていれば幸いに思います。
また、インフルエンザ流行期に見られる嘔吐、下痢を伴う子供に多い病気で
ノロウイルスがあります。
この二つの病気では、治療の方法がまるで違いますので、ご自身で病気を判断することは控えて、体調が悪い場合は早めに病院を受診し適切な治療を受けるよう心掛けましょう。