春になると公園などで可愛らしく咲いているチューリップ。
コロンとしたフォルムが人気で、学校の授業で育てることもある
ポピュラーなお花ですね。
ご家庭でも花壇やプランターで
育てている方が多いこのチューリップですが、来年も
咲かせるためにはどのようなコツがあるのでしょうか?
球根を掘る時期など、解説していきます!
チューリップってどんなお花?基本情報
チューリップはユリ科 ・チューリップ属の球根植物です。
世界中で幅広く栽培され、品種は何と5千を超えるほど
大きく誕生しています。
初心者にも比較的育てやすく、
多年草なので球根を掘り出せば何年も楽しむことが
可能です。
花言葉は「思いやり」ですが、色によっても
意味が異なってきます。
例えば赤色やピンクなら「恋」や
「告白」、白色だと「失恋」「過去の恋愛」などの少し悲しい
意味となります。
年度末のお別れ会や歓送迎会用の花束に
用いられることも多い人気のお花なので、選ぶ際には色も
気にしてみてくださいね。
チューリップの球根はいつ掘るタイミングなの?
普通に考えると、「お花が枯れたらとれば良いのでは?」
「そのままにしておいても来年も咲くのでは?」と思いますが、
そこまで自然に任せてしまうと球根が小さくなりがちです。
そして土中に球根を埋めっぱなしにしておくと球根が
腐ってしまいますので、来年は育てないとしても掘る作業は
必須ですよ。
また、お花が枯れるまでずっと咲かせていると、
それを維持するために球根の栄養分もどんどんなくなって
しまいますので、出来たらお花が十分に咲ききった時期
(十分咲きになったころ)に、
茎の上半分からカットして
花瓶などに移した方が大きい球根ができます。
人によってはお花が蕾のうちからカットするやり方もあり、
これだとより
サイズの大きな球根になるようです。
ただしお花をカットしても
葉っぱだけは残して、その葉が枯れるまでは球根を掘るのは
避けてください。
葉っぱが光合成をして、栄養を球根に
蓄積させてくれますので、球根の収穫期はもう少し先になります。
ちなみにこの時期には
・液体肥料などの肥料を積極的に上げた方が栄養豊富な球根ができる
・肥料は与えず自然に任せた方が強い球根ができる
という二つの意見があり、一概にどちらが良いのかとは言えません。
花壇の土の微生物や栄養分、育てている地域などによって環境も
変わりますので、自分の家のチューリップの場合はどちらの方が
調子が良いかを、数年がかりで試してみるのも楽しいですよ。
チューリップの球根を来年も使いたい場合のこれからの手順は?
花をカットした後に葉っぱや茎の下半分を残し、自然に枯れるまでは
そのままお水をあげたり、プランターの場合は日当たりの良い場所に
移動したりするなど、面倒を見てあげましょう。
その間に球根が
どんどん栄養を取り込んでいきます。
葉っぱが枯れたら、球根を
掘り起こして日陰干しをし、乾燥した表面の土を取り除きます。
その後は玉ねぎ用のネットなどに入れて、日陰干しする形で
保存すればOKですよ。
まとめ
世界中で愛されているチューリップですが、小学生でも育てることが
できますので、お花の家庭栽培初心者であっても育てやすいお花です。
どうせなら球根を掘って来年、再来年と栽培の過程や
お花の干渉を楽しみたいですよね。
球根を堀る際に難しいことは
何もなく、今回紹介したように早めにお花を収穫して茎と葉っぱで
球根を育て、適切な時期に掘り出せばあとは乾燥させるだけです。
毎年球根を購入するより節約にもなりますし、愛情もより
かけられると思いますので、
チューリップを育てている方や
これから栽培しようと考えている方は、是非とも数年規模で
考えて育ててみてくださいね!