小さいお子さんがいるご家庭は、感染症に対して常に敏感になると思いますが、特に毎年患者数が多くて注意が必要なのが「RSウイルス感染症」です。
我が子がこの病気になってしまうと心配ですよね。
でも、この病気にかかると何日くらい保育園や幼稚園を休ませるものなのでしょうか?
また、再び登園するには登園許可証等の証明書は必要なのでしょうか?
看病をしながらも気になるところです。
そこで今回はこの「RSウイルス感染症」についての疑問を解決していきたいと思います!
RSウイルスになった子どもは保育園を何日休む必要があるの?
そもそもRSウイルス感染症は、2歳までにほぼ100%の子供が感染すると言われており、感染者のくしゃみなどと共に飛んできたRSウイルスを吸い込むことにより感染します。
1歳未満で感染してしまうと重症化する可能性が高く、さらに合併症として中耳炎等にかかると「後遺症」が残ることもある、とても怖い感染症なのです。
1歳半以上の子供の場合は重症化することは少なく、症状が軽いと風邪として処理されることもあるようです。
さて、実際にRSウイルス感染症になってしまった場合の休暇期間ですが、感染症と名が付いていても、実はインフルエンザのように登園してはいけない期間が法で定められている訳ではありません。
厚生労働省のガイドラインには「呼吸器症状が消失し、全身状態がよいこと」とありますので、熱がなくて普段通りなら、登園してもOKということになります。
ただ、やはり「感染症」ですので、回復後も1~3週間はウイルスの排出はしているため、保育園への申告は必須です。
特に0歳児から子供を預かっている園では、感染を避けるために低年齢の子供と感染した子供を同室では遊ばせないなどの対策をしますので、たとえ見た目にはすっかり元気そうでも「何日に病院で検査をしてRSウイルス感染症だった」といった情報をなるべく詳しく保育園へ報告してください。
RSウイルスは保育園に登園許可証の提出は必要ある?
先ほども紹介しましたが、RSウイルス感染症には保育園や幼稚園を休ませる期間を定めた規則はありません。
ですので、登園許可証も特に必要としないケースがほとんどです。
通常は病院の主治医から「熱が下がったら登園していいよ」「夜眠れるなら登園していいよ」などの指示があると思いますのでそれに従い、保育園には「医師にこう言われた」と伝えれば充分です。
ただ、低年齢のクラスに所属している乳児の場合は「登園許可証が必要です」と言われることも稀にあるようですので、その場合は診断した病院に依頼して交付してもらいましょう。
我が家の場合。生後8ヶ月で感染、入院
ちなみに、我が家の子供も生後8ヶ月の時に運悪く感染し、やはり重症化して5日間ほど入院しました。
咳と高熱から始まり、ミルクや水分を欲しがらなくなってしまい、発熱してからわずか1日で、脱水症状でぐったりしてしまいました。
1歳未満の子供はまだ充分な体力もないので、一旦病気にかかると進行がとても速いです。
幸い、連れて行った総合病院で即入院と判断され、点滴しながら療養していたら2、3日ですぐ元気になりましたが。ヒヤッとさせられた体験でした。
ちなみに登園は退院翌々日からにしましたが、保育園に電話連絡を入れるとそれで了解してくれて登園許可証を要求されることもありませんでした。
まとめ
RSウイルス感染症は、かかった年齢により重症化する可能性がある危険な病気ですが、症状がでたら速やかに病院で治療を受けることで治る病気です。
治療して熱が下がり「食欲もあって元気にしている!」ということであれば医師の判断で登園を再開しても構いませんし、登園許可証を求められることも少ないです。
ただ、「感染する病」ということを保護者側がしっかりと意識しておくことが大切です。
自分以外の子供達のことも考えて、医師に登園時期の確認と、保育園への発症時期や症状などの報告は忘れないようにしましょう。