大学入学共通テストとセンター試験の違いとメリットデメリットを徹底解説

スポンサードリンク

既に知っている方も多いと思いますが、

2020年度のセンター試験をもってこの試験の実施を最後にし、

2021年度から新たにスタートするのが「大学入学共通テスト」というものです。

 

そもそもセンター試験の前過程では

「大学共通第1次学力試験」という名称だったので、

呼び名をもとに戻すってことかな?と思っていたのですが、

試験制度から結構変わるようですね。

 

長年、1月になると「明日はセンター試験だ!」

と意気込む学生や、そんな日に限って「大雪で交通機関に乱れが・・・」

というニュースを見る機会も多かったと思います。

 

試験制度が変わるのは、一般の方はもちろん、

将来的に大学受験を控えている学生さんやその親御さんにはとても重要な話ですよね。

 

でも具体的にはどういった点が変わるのでしょうか?

また、変わることによってメリットやデメリットはあるのか?など、

詳しく紹介していきたいと思います。

大学入学共通テストとセンター試験の違いは?

大学入学共通テストの導入により色々と変更点もあるようですが、

ここでは主な違いを幾つか紹介していきますね

マークシート式から一部記述式へ

数学や国語で、記述問題が追加されます。

 

これによって表現力や読解力が試されますが、

勉強の仕方により受験者にかなり差がでそうな点ですね。

 

進学塾などは既にこれを考慮した問題を導入して対策を始めているのだそうです。

 

確かに2018年度時点で中高生の方は、

大学受験をしようと思ったらほどんどが

大学入学共通テストを受けることになるので、

今の内からそういった対策は大切ですよね。

情報科目の追加

プログラミングなどの情報科目を追加することで、

情報化社会に対応出来る人材を育てることが狙いだそうです。

 

これは個人差や得意不得意がある科目ですが、

これまでになかったものなので受験者にとっては

「やった!」と思う方もいると思います。

 

私の場合、パソコンは社会人になり、

職場で使用するまでほぼ触る機会もなくチンプンカンプンでしたが、

最初から家にパソコンがあった友人は、

中学生の時点でブラインドタッチで華麗にパソコンを使用していたり、

ネットでの調べものも当たり前に行っていたりしました。

 

昔はそれでも何とかなっていましたが、

このような情報リテラシーの差が、

ここにきて試験を左右する重要なものになるようです。

 

英語は「聞く」「話す」「読む」「書く」の4つの能力をみる

具体的にどうするの?というと、

どうやら外部機関の試験を採用する方向で話が進んでいます。

 

具体的に英語検定(英検)や「TOEIC」などです。

 

これにより、ひたすら英文を読むことと、

聞いて理解すること以外にも、実際話せるか?書けるか?

といった力が試されます。

 

私の高校時代には、

英単語は書けるけど自分ではまったくしゃべれないという先生がいました。

 

リスニングはすべてCD教材を再生するだけで質問には答えられず・・・。

 

これでも先生なの?と当時は疑問でしたが、

従来のマークシート式の試験なら、

暗記さえしていればちゃんと点数がとれるんですよね。

 

という事で、今までの英語の授業での

「ひたすら英単語を覚えなさい」「正しく書きなさい」

という暗記する勉強方法から、

それを実際に活用できるかまでを試されることになります。

 

また、民間資格の試験を導入することは

採点者の負担を減らすというメリットもあるようです。

 

大学入学共通テストのメリットとデメリットは?

先ほどの試験の変更点の話と被ってしまいますが、

まず記述式が導入されることにより、

良くも悪くも個人にかなり差が出ることです。

 

この差は勉強方法を見直す事でクリアできる問題ですが、

暗記型が基本の学校や塾での教え方が主流のなかで、

「きちんと問題を読む力」「それを理解する力」

「そこからどう表現するのか?」などの応用に秀でた教え方を、

はたして教師や講師がどこまでできるのか?

といった疑問や不安は残ります。

 

個人的には「そこまで教えられる先生が学校にどれだけいるのか?」

「良い先生に師事できるか?」という一種の運もあるような気がします。

 

前述の私の高校時代の英語教師のような先生だったら、

話したり書いたりする力は残念ながら伸びません。

 

新たな試験制度によって試されるのは指導者側という見方もできますね。

まとめ

大学入学共通テストが実際に実施されるまでには

まだ時間がありますので、

 

文部科学省もこの期間に話を詰めたり予行練習をしたりする中で、

現在分かっている内容からさらに変更・修正が出てくることも充分あり得ます。

 

新しい発表があればいち早く確認し、

最新の情報で今後の対策を考えていってくださいね。

 

記述式問題や英語の民間導入などで、

はっきり言いますと現在のセンター試験よりレベルが上がると思いますが、

それは受験者本人にとって悪い事ではありません。

 

今後はこれまでに得た知識から、

それを用いてどれだけ工夫できるか?

といった勉強方法が広がっていくでしょう。

 

周りの大人がそれをきちんとサポートできるような環境にしていきたいですね。

スポンサードリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

モバイルバージョンを終了