受験生にとって受験日は一大イベント。
そんな大事なときですから、本人はもちろん、お子さんを支える親御さんも特別緊張してしまいがちですよね。
せっかくだからしっかり力が出せるような特別なご飯を用意したいけれど、いつも通りで大丈夫かな？何か変わったメニューにした方が良いかな？と悩むお母さんも多いと思います。
今回はそんな、受験生を持つお母さんや保護者の方に、受験前日と当日のおすすめメニューをご紹介します。お子さんがお腹を満たして準備万端で受験に挑めるようにしてあげましょう！
受験前日の食事メニューでおすすめの晩御飯は？
身体と脳の活動に欠かせないのが「ブドウ糖」ですが、これは炭水化物が消化・分解されたものです。
よく、「炭水化物抜きダイエット」などをする方がいますが、これをして「頭がボーっとする」「身体がダルい」となりやすいのは、身体のエネルギー源を断っているからであり、身体からのSOSなのです。ここから分かるように、脳を活発に活動させるためには炭水化物を進んで摂取するのが好ましいです。
また、ブドウ糖の活動を助けるのがビタミンB1。これは疲労回復効果など、エネルギー産生に欠かせないビタミンですので、是非とも合わせて摂取してほしいです。
・豚肉料理
ビタミンB1は特に豚肉に豊富です。
ですのでさっぱりとショウガの効いた生姜焼きやしっかりとした味のソテー、柔らかくて食べやすい豚の角煮などはおすすめです。
炭水化物はご飯やおにぎりをプラスしましょう。
ただ、これだけだと胃もたれや栄養バランスの心配がありますので、小さなサラダも追加して、野菜も適度に食べさせてあげてください。
・納豆ごはん
豆類、つまり豆腐や納豆、豆乳にもビタミンB1は多く含まれていますので、それに「粘り強く」「ねばついて落ちない」などの意味を込めて納豆ご飯は最適です。
食欲がなくても食べやすいですし、試験前には案外よく食べられているメニューですね。
・煮込みうどん
受験前だと緊張したり少し疲れ気味だったりで食欲がないこともありますよね。
そんな時には食べやすく消化にも良いうどんはいかがでしょうか。
野菜をたっぷり入れる事で栄養も一気に摂取できるのでおすすめです。
・カツ丼、カツカレー
戦いに勝つ！という意味からゲン担ぎとして食べられることで有名なカツメニュー。
お子さんが普段から好き好んで食べているメニューなら、定番でおすすめです。
ただ、非常にボリュームのあるメニューなので、もともと食の細いお子さんや受験前の緊張状態によっては、胃もたれしてしまうこともあるので注意が必要です。
でも、私が学生時代も試験前にはカツ丼を食べましたし、周りの友人もカツメニューが多かった気がしますので定番の縁起物といって良いのではないでしょうか。
さらに特別難しい料理ではないので、作る側としてもありがたいですよね。
受験当日の朝ごはんにおすすめなのは何？
晩御飯と違って受験当日の朝は、そんなにガッツリと食べない方が無難です。
お腹いっぱい食べてしまうと、緊張により胃もたれや下痢になりやすいので腹八分目を目安にしてくださいね。
特に遠方での受験の場合、家ではなくホテルなどに泊まると朝食はコンビニで買ったものだったりビュッフェ形式の朝食を利用したりすることも多いので注意が必要です。
家でおすすめなのはご飯＋味噌汁で身体を温めつつ、魚やベーコンエック、ハムエックなどでビタミンやタンパク質をとるようにしましょう。
食後に身体の調子を整えてくれるフルーツをだすのもおすすめです。
バナナやいちごなど、少量で構いませんので食べさせてあげてください。
なんだか普通の食卓と変わりありませんが、結局は普段通りのメニューがバランスよく、毎日元気に過ごせる源なのかも知れません。
まとめ
普段朝食を作っている方にとっては、それほど特別なメニューという感じはしないと思いますが、毎日家族が元気で仕事や学校へ行けるのは、お母さんの作る朝食のおかげということです。
これ以外にも、スタミナや力をつけるために前日はあえて外食したり、焼き肉やお寿司などを選ぶ家庭も多いそうですが、受験生の体調やお腹の具合とよく相談しながらメニューを決めてくださいね。
受験生本人に食べたいものを聞いてしまうのも良いことだと思います。
また、試験の合間に小腹が空いて集中できなくなるのを避ける為に、チョコレートや栄養補助系のクッキーなどを持たせるのも忘れないでくださいね。
家族一丸となって、受験生をあたたかくサポートしましょう！
