年明け最初の挨拶と言えば「あけましておめでとうございます」ですよね。
私は毎年、年末年始は夫の実家に泊りがけで帰省しているので、皆でテレビを見て、日付が変わったらまずこの挨拶をします。
さあ、お正月だ!と、ここから一気に初詣や初売り、テレビでは駅伝も定番ですが一気にお正月モードです。
三が日はそれでよしとなりますが、仕事を持っている私達夫婦は2日には自宅に帰り、4日からは子供も保育園へ登園させてあっという間に仕事始めの通常運転となります。
でも出勤時や子供の保育園で先生や他の親御さんに会った時の挨拶は、日が経つにつれて少し戸惑うのが正直なところ。
4日、5日くらいは自然とあけましておめでとうと言えますが、その先はいつまで使っていいのか?「あの人いつまでもお正月モードだな」なんて、上司や保育園の関係者に思われたら嫌だなあと感じてしまいます。
新年の挨拶はいつごろまで言って良いものなのか?日が経ってしまった場合の挨拶はどうしたら良いのか?次に紹介していきますね。
明けましておめでとうはいつまで言える言葉なのか?
そもそも1月の別称を「睦月(むつき)」と言いますが、これはお正月の月に家族や親戚が集まって団らんする、親しみ合う、睦み合う、といった意味があります。
そう、考え方によっては1月中はお正月とも言えるのです。
でも、そうはいっても実際のところ、勤め人は4日頃から仕事へ、学生でも7日頃からは学校が始まるので、例えば1月26日なんかはもう通常通りでお正月という雰囲気はないですよね。
ですので、一般的なお正月の節目は「松の内」を目安にすると良いです。「松の内」とはお正月飾りを飾っておく期間のことです。
「門松」や「しめ飾り」が連想しやすいと思います。
これらのお飾りは、年に一度、幸福や実りを与えるために山からおりてくる神様が我が家まで迷うことなくたどり着けるようにと飾るものなので、期間が限られています。
7日までが松の内に入り、7日目に七草粥を食べて邪気払いをし、一年を乗り切ると考えられるので、8日からは普通の日に戻ります。
ただ、地域によっては11日まで、15日までなどの考え方もありますので、あくまでも自分の住んでいる地域に合わせてください。
新年の挨拶は8日以降の場合はどんな挨拶をするべきなのか?
人によってはお正月休みを長くとっていたり、土日を挟むなどすると、8日以降に「今年初めて会う」なんていう同僚や取引先、知り合いも意外と多いものです。
こういう人たちには「あけましておめでとう!」とは言いにくいもの。
また、場合によっては相手が喪中だったり病気の身内がいたりして、「おめでとう」は知らず知らずのうちに非常識な挨拶になってしまう事もありますので、基本的に8日以降は、相手からおめでとうと言われた場合のみ同じように返しましょう。
それ以外であれば無難なのは「今年もよろしくお願いします」「本年も変わらずよろしくお願いします」などです。
こう言えば、ビジネスシーンでも知人やママ友にでも自然な挨拶です。もし、どうしても「あけましておめでとう」が言いたい、言わないと挨拶した気にならない!と言う場合は「新年の挨拶がまだでしたので」「遅くなってしまい申し訳ありませんが」などと断ってからにすれば、8日以降というのはよくわかっています!というのが伝わりますよ。
個人的には8日以降にはあまり使わない方が良いのかなと思います。
年賀状も8日以降なら「寒中見舞い」とする方が自然ですし、実際に友人から15日頃に年賀状が届いたことがありましたが、忘れていました感がでていてなんだか不自然でした。
まとめ
いかがだったでしょうか。
大人の世界は職場や子供の学校関係、親戚・知人などのお付き合いが多い分、挨拶ひとつでも随分と気を使いますよね。
あまり気負うことのないように新年の挨拶の目安や松の内を参考にして、日本の季節感や風習を楽しむ方向で覚えておいてみてくださいね。
せっかくの新年ですから、晴れ晴れとした気持ちで挨拶しましょう!