夏のドライブはエアコンが必需品ですよね。
ですがいざ使おうと思ったときに
いつまでもエアコンからぬるい風しか出てこない!
こんな経験はありませんか?
真夏の車内は50~60℃にもなると言われています。
沖縄県でエアコンが
使えない車は廃車同然です。(笑)
熱中症になる前にエアコンが効かない原因と対策について調べてみました。
車のエアコンの風がぬるい決定的な原因とは?
そもそも車のエアコンの仕組みについて
知っている方は少ないと思います。
まずは車のエアコン(冷房)の仕組みから簡単に説明します。
エアコンの冷房機能の仕組みは意外と簡単です
(実際の構造などは複雑ですけど)。
液体が蒸発して気体になる時、
熱を奪うという性質があります。
冷房はこの性質を利用しているのです。
気化熱と言われるのですが、わかりやすく言うと汗と同じです。
汗をかくと体が冷えてきます。
それは汗が蒸発したときに熱を奪うからです。
これが冷房の基本的な仕組みと同じなのです。
さらに気体になった汗に圧力をかけて液体の状態に戻し、
また汗を蒸発させるというサイクルによって
常に冷風を作り出すことができます。
実際のカーエアコンではもっと効率の良いフロンガス
というものが使われています。
まず気体であるフロンガスに圧力をかけて
圧縮(コンプレッサーという部分)することで液体になります。
その液体が外気やファン(コンデンサーファンと言います)による風で冷却されます。
液体となったフロンガスを霧吹きのように噴霧して一気に気体
に変化させるとそこで熱が奪われます。
そこでできた冷気がファンによって冷房
として車内に送り込まれます。
実際にはフロンガスが車内に出るのではなく
フロンガスが入っている筒が冷やされてその筒の周りの空気を車内に送っています。
フロンガスはまたコンプレッサーによって圧縮されて液体に戻り再利用されます。
このサイクルがカーエアコンの仕組みです。
ちょっと難しい話になりましたね。(笑)
要するにこの仕組みのどこかが故障すると
エアコンから冷たい風が出なくなります。
よくあるのはコンプレッサーやコンデンサーファンの故障です。
フロンガス自体の量が減っていることも原因となります。
また、このサイクルの原動力はエンジンですので
最近の車でよく見かけるアイドリングストップはエンジンを止めてしまうので
エアコンも止まってしまいます。
車のエアコンから冷たい風が出てこない時の対処法とは?
では冷風が出ないときにできる対処法について説明していきます。
エアコンの調子が悪い時の対処法は、
単刀直入に言うと車屋に見てもらうことです。
もちろん車に詳しい方は先に言ったコンプレッサーなどの
機器の点検をすることで原因がわかったりしますが、
車にあまり詳しくない方はプロに見てもらうことをおススメします。
というのもエアコンの不調は車を
点検しなければわからないことがほとんどです。
車に詳しくない人ができることと言えば、
アイドリングストップの機能を止めることくらいです。
やはりプロに任せることが一番早く解決する方法です。
ちなみに、コンプレッサーやファンの故障は車屋でしかできませんが、
ガスの補充はガソリンスタンドでもできるので、
まずはガスの減りを疑ってガソリンスタンドに行くといいでしょう
(ガスの補充は3000~5000円程です)。
ガスの減りが原因でなければディーラーなどに行って修理して
もらいましょう。
関連:高速での覆面の見分け方とパトカーの追い越しは捕まるのか
まとめ
車のエアコンから冷風が出てこない時は、
まずはガソリンスタンドに行っててもらいましょう。
そこでガスの点検や補充なりをしてもらい、
ダメならディーラーや車屋に持っていって修理してもらいましょう。
最後に、まずはA/Cのスイッチが入っているかどうかも大切です。