国民年金の支払いを免除してもらってるんだけど
年金を受給するときに受取額に何か影響があるの?
国民年金をを免除することによる
メリットとデメリットをまとめています。
国民年金の免除による受取額の影響は
将来のために年金はきっちり納めておきたいところですね。
でも低所得や失業などの理由で国民年金保険料の支払いが
きついと感じた経験がある方も多いと思います。
国民年金の制度にはそんな方を対象に
所得額に応じて保険料を全額又は一部免除できます。
「免除=支払わなくて良い」ということになりますが
これにはメリットとデメリットが存在します。
「支払わない」ということは当然ですが受給額にも影響が出ます。
ということで国民年金の免除による
メリットとデメリットをご紹介します。
国民年金を免除すると受取額にどう影響するのか?
国民年金の保険料を免除すると
将来年金がもらえないのでは?と不安に思う方も多いと思います。
結論から言うともらえなくなることはありませんが
免除した額や期間に応じて支給額は減額されます。
以下の表は免除対象となる所得基準です。
()内は年収になります。
単身であれば年収約120万円以下になると
保険料は全額免除することができます。
全額でなくても所得に応じて3/4、
半額、1/4免除という申請ができます。
では免除によって受給額にどのように変わるのでしょうか。
全額免除した場合でも年金は半額受給することができます。
ただし、これは免除を申請した場合に限ります。
もし免除の申請をしなければ滞納扱いとなります。
滞納となった場合は年金を受給することが
できなくなってしまいます。
支払わないという点では同じですが
この申請をするのとしないのとでは大きく変わってしまいます。
申請は住民票を登録している
市区町村役所で行うことができます。
また、わからないことは年金事務所に相談すると良いでしょう。
国民年金を免除することで得られるメリットとデメリットとは?
ここからは国民年金を免除することで
得られるメリットとデメリットについてご紹介します。
まずメリットについてですが
先述した通り保険料の支払いを免除することで
最低でも半額は年金を受給することができます。
これは大きなメリットですよね。
所得にもよりますが毎月の支払いが困難な場合には
免除する方が良いでしょう。
また、免除を申請することで
遺族年金や障害年金の受給も可能になります。
申請せずに未納となった場合は
この二つも受け取ることができなくなりますので必ず申請するべきでしょう。
デメリットとしては単純に年金受給額が減ってしまうことです。
免除ですから当然と言えば当然ですよね。
もう一つは手続きが少し面倒ということです。
免除する場合は毎年申請をしなければいけません。
毎年役所に行って手続きするっていうのは少し面倒ですよね。
これを忘れると納付の連絡が来るので気を付けてください。
関連:ふるさと納税で保険料控除が及ぼす上限金額への影響を徹底解説
まとめ
国民年金の保険料を免除したとしても
最低でも半額は受給することができます。
免除の申請をすることで
障害年金や遺族年金も受給することが可能です。
受給額は減ってしまいますが
個人的にはメリットの方が大きいと思います。
あくまでも個人の見解なので
詳しくは日本年金機構のホームページを見て判断することをおススメします。